アロマティーク インスティチュート

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今日は9月のARTQオンラインフォーラムでした

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2025.09.15

今日は10時から11時半(実際は12時になってしまいましたが・・)まで9月のオンラインフォーラムとして皆さんと時間をご一緒しました。

祭日でもあるのでゆるく気軽にお話しできればと思って進めましたが、途中途中でさまざまな心と身体、そして自律神経バランスのお話など、私たちセラピスト側からどのように捉え、そして揺れないように進んでいくかなども含めたお話も。

途中でケーススタディともなる症例が参加者からあり、一緒に少し時間を使うながら「対話」を進めていく部分に関して、「体感値」をイメージしながら、深い部分に迫ってみました。問診と対話の違いに関して迷いがある方も多いので、ちょっと流れとしてまとめてみましょう。

✔️問診は→こちらから質問事項を相手に渡して答えてもらうこと

✔️対話は→相手がセラピストに対して話す・表現する心身の症状や不調和や感覚の言葉を使い、その言葉の中に入るようにセラピストが感じる感覚を共にし、内容や相手の軌跡や物語の中でわからないことを教えてもらう問いを行うこと

対話は、セラピスト側からどんどん言葉を発することはなく、あくまでもどんな時も主体は相手であり、おしゃべりでもありません。じゃあどうするの??とすぐ声が聞こえてきそうですが、対話のあり方で相手(クライアント)の意識変化が起こるということは、実践対話学の授業の中で、多くの生徒さんも実感していると思います。決して、HOW TO的な「手法」や「スキル」や魔法ではありません。

当てはめるということや、当てにいくという方法ではなく、形がないものをどのようにその人自身の形で作るかであり、私は、それが対話の本質の理解となることに気づいていきます。その本質の対話に向かう前は、一生懸命にある知識や質問の方法で人から情報を引き出そうとばかりしていると思いますが、情報収集は対話ではないということと、その情報収集は精油の選定と活用の有効性に本当につながっているか?を考えなければいけません。

手に掴めるようでなかなか掴めない感覚がありますが、心や身体はHOW TOでは解決できないことは多くの皆さんも十分に理解していると思います。私たちが「不調和」を感じるとき、心だけが何かダメージを受けている、身体だけがダメージを受けているということはほぼあり得ません。症状や体感値が長期化すると特にそれが顕著になると思います。

治療ではないアロマセラピーという補完療法においては、「不調和」を感覚値ではなく、どのような心と身体の生理的状態として説明理解できるか?そこからスタートです。心理的・身体的(生理的)機能は連動してサインを生じさせているため、この連動を科学的にもどのように理解できているか?

心と身体分離ではなく、連動理解における両面からの生理的理解と説明の知識やスキルを増やしていくことが、今後のセラピストには必須になってくると思います。そんなお話を、今日もゆっくりとさせていただきました!

ぜひライブでご参加されなかった方は、録画配信を行いますので、チェックしてみてくださいね!また来月よろしくお願いします。

この記事を書いた人

アネルズあづさ

アネルズあづさ

執筆者プロフィール

医学博士
株式会社Blue ink代表取締役
グローバルオーガニックフォーミュレーター
プロフェッショナルアロマセラピスト
クリニカルマタニティアロマセラピスト
自律神経バランスアロマセラピープロフェッショナル
東海大学体育学部体育学科卒業
弘前大学大学院医学研究科産婦人科学

日本薬科大学講師
日本アロマセラピー学会自律神経部会部会長
日本アロマセラピー学会国際部会部会長